【1日の食塩の摂取量】15~19歳(男性)の平均についての記事です。厚生労働省の2017年(平成29年)『国民健康・栄養調査』をデータとして使っています。
多い・少ないの分布、他年代・女性・過去データとの比較など、くわしく見ていきましょう。
理論値ではなく、皆のリアルなデータです。ぜひ参考にしてみてください。
【1日の食塩の摂取量】15~19歳(男性) 多い・少ないの分布
15~19歳(男性)1日の食塩の摂取量、多い・少ないの分布です。
141人のデータで、平均は10.3(g)です。
とても多い(上位2.5%) | 17.4(g)以上 |
多い(上位15%) | 13.9(g)以上 |
ふつう(70%) | 6.9~13.8(g) |
少ない(下位15%) | 6.8(g)以下 |
とても少ない(下位2.5%) | 3.2(g)以下 |
大きくズレていることは無いと思いますが、あくまで計算上の数字です。参考程度にお願いします。計算方法については最後に書いています。
【1日の食塩の摂取量】男性の平均 年齢別
男性の1日の食塩の摂取量の平均を年齢別に並べた表です。
15~19歳 男性 | 10.3(g) |
20代 | 10.2 |
30代 | 10.2 |
40代 | 10.5 |
50代 | 10.8 |
60代 | 11.4 |
70代 | 11.2 |
80代~ | 10.4 |
20代よりは約0.1(g)多いです。30代まではほぼ変化がなく、40代くらいから徐々に増加しています。
【1日の食塩の摂取量】15~19歳(男性)の平均 同年代女性との差
15~19歳(男性)1日の食塩の摂取量の平均、同年代女性との差です。
15~19歳 男性 | 10.3(g) |
15~19歳 女性 | 8.6 |
差 | 1.7 |
15~19歳は男性の方が1.7(g)高いです。
【1日の食塩の摂取量】15~19歳(男性)の平均 過去データとの比較
過去5年
15~19歳(男性)1日の食塩の摂取量の平均、過去5年間のデータを並べます。
2017年(平成29年) | 10.3(g) |
2016年 | 10.4 |
2015年 | 11.2 |
2014年 | 10.6 |
2013年 | 10.9 |
一番高いのが2015年の11.2(g)で、一番低いのが2017年の10.3(g)です。
けっこうバラつきがあり、増減の流れが読みにくく感じます。
1995年~
15~19歳(男性)1日の食塩の摂取量の平均、1995年からのデータです。
2017年 | 10.3(g) |
2015年 | 11.2 |
2010年 | 11.5 |
2005年 | 11.5 |
2000年 | 12.9 |
1995年 | 14.3 |
一番高いのが1995年の14.3(g)で、一番低いのが2017年の10.3(g)です。
非常にはっきりとした減少傾向になっています。
【1日の食塩の摂取量】目標値(厚生労働省HPより)
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準(2015年版)に食塩の摂取量についての記述があります。
【成人男性】食塩摂取量の目標値 |
8.0(g/日)未満 |
成人男性は年齢に関係なく1日に8.0(g)未満を目標とすべきだそうです。
現状は成人の全年代で10(g)を超えているので、塩分を取りすぎている人が多いことが分かります。
補足①:多い・少ないの計算について
補足です。
多い・少ないの計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『国民健康・栄養調査』に標準偏差も発表されていますので、それを使い計算しました。わかりやすいデータにするために以下のように統一しています。
・上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
・上位15%(平均 + 標準偏差)
・下位15%(平均 - 標準偏差)
・下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
分布についてはあくまで計算上で出した数字です。参考程度に見てください。
補足②:塩分の摂取量について
塩分の摂取量は
・ナトリウムの摂取量(mg)×2.54/1000
で計算しています。文部科学省の『国民健康・栄養調査』もこの方法で計算しているので、それに習っています。
以上、【1日の食塩の摂取量】15~19歳(男性)の平均でした。