【1日の食塩の摂取量】30代(女性)の平均についての記事です。厚生労働省の2017年(平成29年)『国民健康・栄養調査』をデータとして使っています。
多い・少ないの分布、他年代・男性・過去データとの比較など、くわしく見ていきましょう。
理論値ではなく、皆のリアルなデータです。ぜひ参考にしてみてください。
【1日の食塩の摂取量】30代(女性) 多い・少ないの分布
30代(女性)1日の食塩の摂取量、多い・少ないの分布です。
317人のデータで、平均は8.6(g)です。
とても多い(上位2.5%) | 14.8(g)以上 |
多い(上位15%) | 11.7(g)以上 |
ふつう(70%) | 5.5~11.6(g) |
少ない(下位15%) | 5.4(g)以下 |
とても少ない(下位2.5%) | 2.3(g)以下 |
大きくズレていることは無いと思いますが、あくまで計算上の数字です。参考程度にお願いします。計算方法については最後に書いています。
【1日の食塩の摂取量】女性の平均 年齢別
女性の1日の食塩の摂取量の平均を年齢別に並べた表です。
15〜19歳 女性 | 8.6(g) |
20代 | 8.1 |
30代 | 8.6 |
40代 | 8.6 |
50代 | 8.8 |
60代 | 9.8 |
70代 | 9.7 |
80代~ | 8.8 |
20代よりは約0.5(g)多く、40代とほぼ同じ摂取量です。
【1日の食塩の摂取量】30代(女性)の平均 同年代男性との差
30代(女性)1日の食塩の摂取量の平均、同年代男性との差です。
30代 男性 | 10.2(g) |
30代 女性 | 8.6 |
差 | 1.7 |
30代は女性の方が1.7(g)少ないです。
【1日の食塩の摂取量】30代(女性)の平均 過去データとの比較
過去5年
30代(女性)1日の食塩の摂取量の平均、過去5年間のデータを並べます。
2017年(平成29年) | 8.6(g) |
2016年 | 8.7 |
2015年 | 8.5 |
2014年 | 8.5 |
2013年 | 8.9 |
若干のバラつきはありますが、大きな変化はなさそうです。
1995年~
30代(女性)1日の食塩の摂取量の平均、1995年からのデータです。
2017年 | 8.6(g) |
2015年 | 8.5 |
2010年 | 9.3 |
2005年 | 9.7 |
2000年 | 11.2 |
1995年 | 12.5 |
一番高いのが1995年の12.5(g)で、一番低いのが2015年の8.5(g)です。
大きな流れで見ると減少傾向になっているのが、はっきりと分かります。
【1日の食塩の摂取量】目標値(厚生労働省HPより)
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準(2015年版)に食塩の摂取量についての記述があります。
【成人女性】食塩摂取量の目標値 |
7.0(g/日)未満 |
成人女性は年齢に関係なく1日に7.0(g)未満が目標です。
30代女性の平均値が8.6(g)なので、塩分過多の人も多いのかもしれません。
補足①:多い・少ないの計算について
補足です。
多い・少ないの計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『国民健康・栄養調査』に標準偏差も発表されていますので、それを使い計算しました。わかりやすいデータにするために以下のように統一しています。
・上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
・上位15%(平均 + 標準偏差)
・下位15%(平均 - 標準偏差)
・下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
分布についてはあくまで計算上で出した数字です。参考程度に見てください。
補足②:塩分の摂取量について
塩分の摂取量は
・ナトリウムの摂取量(mg)×2.54/1000
で計算しています。文部科学省の『国民健康・栄養調査』もこの方法で計算しているので、それに習っています。
以上、【1日の食塩の摂取量】30代(女性)の平均でした。