【BMI】15~19歳(男性)の平均についての記事です。文部科学省の2017年(平成29年)『国民健康・栄養調査』をデータとして使っています。
高い・低いの分布、他年齢・女性・過去データとの比較、目標のBMI値など、くわしく見ていきましょう。
理論値などではなく、皆のリアルなデータです。ぜひ参考にしてみてください。
【BMI】15~19歳(男性) 高い・低いの分布
15~19歳(男性)BMI、高い・低いの分布です。
108人のデータで、平均は21.1です。
とても高い(上位2.5%) | 28.3以上 |
高い(上位15%) | 24.7以上 |
ふつう(70%) | 24.6~17.6 |
低い(下位15%) | 17.5以下 |
とても低い(下位2.5%) | 13.9以下 |
大きくズレていることは無いと思いますが、あくまで計算上の数字です。参考程度にどうぞ。算出方法については最後に書いています。
この表はリアルな平均値から計算した分布表です。厚生労働省が発表している目標値は記事の後半で紹介します。
【BMI】男性の平均 年齢別
男性のBMIの平均を年齢別に並べた表です。
15-19歳 男性 | 21.1 |
20-29歳 | 23.1 |
30-39歳 | 24.2 |
40-49歳 | 24.3 |
50-59歳 | 23.8 |
60-69歳 | 24.0 |
70歳以上 | 23.3 |
15~19歳は成人男性に比べると低いです。
【BMI】15~19歳(男性)の平均 同年齢女性との差
15~19歳(男性)BMIの平均、同年齢女性との差です。
15~19歳 男性 | 21.1 |
15~19歳 女性 | 20.7 |
差 | 0.4 |
15~19歳は男性の方が0.4高いです。
【BMI】15~19歳(男性)の平均 過去10年
15~19歳(男性)BMIの平均、過去10年のデータです。
2017年 | 21.1 |
2016 | 20.9 |
2015 | 20.8 |
2014 | 20.9 |
2013 | 20.7 |
2012 | 20.7 |
2011 | 21.1 |
2010 | 20.5 |
2009 | 21.0 |
2008 | 20.8 |
過去10年では大きな変化はありません。およそ21が平均値だと考えてよさそうです。
【BMI】15~19歳(男性)目標のBMI値。低体重と肥満の割合
15~19歳男性のBMIについて、厚生労働省が2015年に発表した目標値があるので紹介します。
<参考>目標とするBMIの範囲(18歳以上)1.2
年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2) 18-49 18.5-24.9 50-69 20.0-24.9 70以上 21.5-24.9 3 1 男女共通。あくまでも参考として使用すべきである。
2 観察疫学研究において報告された総死亡率が最も低かったBMIを基に、疾患別の発症率とBMIとの関連、死因とBMIとの関連、日本人のBMIの実態に配慮し、総合的に判断し目標とする範囲を設定。
3 70歳以上では、総死亡率が最も低かったBMIと実態との乖離が見られるため、虚弱の予防及び生活習慣病の予防の両者に配慮する必要があることも踏まえ、当面目標とするBMIの範囲を21.5-24.9とした。
(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」より)
15~17歳については目標値がありませんでした。
つづいて15~19歳男性を【低体重・ふつう・肥満】の3カテゴリに分類したときの割合です。
低体重(18.4以下) | 13.0(%) |
ふつう(18.5~24.9) | 77.8 |
肥満(25以上) | 9.3 |
ふつうの人が77.8%と8割近くを占めています。
肥満のデメリットは想像しやすいですが、痩せすぎもあまり良くありません。栄養不足や冷え性になりやすいなどのデメリットがあります。
補足:高い・低いの計算について
補足です。
高い・低いの計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『国民健康・栄養調査』に標準偏差も発表されていますので、それを使い計算しました。わかりやすいデータにするために以下のように統一しています。
・上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
・上位15%(平均 + 標準偏差)
・下位15%(平均 - 標準偏差)
・下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
分布についてはあくまで計算上で出した数字です。参考程度に見てください。
以上、【BMI】15~19歳(男性)の平均でした。
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