【BMI】30代(女性)の平均についての記事です。文部科学省の2017年(平成29年)『国民健康・栄養調査』をデータとして使っています。
高い・低いの分布、他年代・同年代の男性・過去データとの比較、目標のBMI値など、くわしく見ていきましょう。
理論値などではなく、皆のリアルなデータです。ぜひ参考にしてみてください。
成人女性の全年齢版はこちらの記事です。
【BMI】30代(女性) 高い・低いの分布
30代(女性)BMI、高い・低いの分布です。
261人のデータで、平均は21.6です。
とても高い(上位2.5%) | 28.9以上 |
高い(上位15%) | 25.3以上 |
ふつう(70%) | 25.2~18.1 |
低い(下位15%) | 18.0以下 |
とても低い(下位2.5%) | 14.4以下 |
この表はリアルな平均値から計算した分布表です。厚生労働省が発表している目標値は記事の後半で紹介します。
大きくズレていることは無いと思いますが、あくまで計算上の数字です。参考程度にどうぞ。算出方法については最後に書いています。
【BMI】女性の平均 年齢別
女性のBMIの平均を年齢別に並べた表です。
10代後半 女性 | 20.7 |
20代 | 20.6 |
30代 | 21.6 |
40代 | 22.3 |
50代 | 22.6 |
60代 | 23.1 |
70代~ | 23.0 |
20代よりは高く、40代よりは低いです。
30代以降は年齢とともに平均値が少しずつ上がっていきます。
【BMI】30代(女性)の平均 同年代男性との差
30代(女性)BMIの平均、同年代男性との差です。
30代 男性 | 24.2 |
30代 女性 | 21.6 |
差 | 2.5 |
女性の方が2.5低いです。男女別に見ると、男性のBMI数値の方が高いことが、はっきりと分かります。
【BMI】30代(女性)の平均 過去10年
30代(女性)BMIの平均、過去10年のデータです。
2017年 | 21.6 |
2016 | 21.5 |
2015 | 20.8 |
2014 | 21.8 |
2013 | 21.4 |
2012 | 21.3 |
2011 | 21.5 |
2010 | 21.6 |
2009 | 21.6 |
2008 | 21.3 |
バラつきはありますが、大きな変化は無さそうです。10年間の平均は21.4です。
【BMI】30代(女性)目標のBMI値。低体重と肥満の割合
30代女性のBMIについて、厚生労働省が2015年に発表した目標値があるので紹介します。
<参考>目標とするBMIの範囲(18歳以上)1.2
年齢(歳) 目標とするBMI(kg/m2) 18-49 18.5-24.9 50-69 20.0-24.9 70以上 21.5-24.9 3 1 男女共通。あくまでも参考として使用すべきである。
2 観察疫学研究において報告された総死亡率が最も低かったBMIを基に、疾患別の発症率とBMIとの関連、死因とBMIとの関連、日本人のBMIの実態に配慮し、総合的に判断し目標とする範囲を設定。
3 70歳以上では、総死亡率が最も低かったBMIと実態との乖離が見られるため、虚弱の予防及び生活習慣病の予防の両者に配慮する必要があることも踏まえ、当面目標とするBMIの範囲を21.5-24.9とした。
(厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」より)
つづいて30代女性を【低体重・ふつう・肥満】の3カテゴリに分類したときの割合です。
低体重(18.4以下) | 13.4(%) |
ふつう(18.5~24.9) | 72.4 |
肥満(25.0以上) | 14.2 |
厚生労働省の基準で見ると、低体重と肥満が同程度の割合でいます。
肥満のデメリットは想像しやすいですが、低体重も冷え性になりやすいなどのデメリットがあります。女性は美容・見た目の観点からダイエットをしている人も多いですが、【体重が軽ければよい、わけではない】のは覚えておくべきでしょう。
補足:高い・低いの計算について
補足です。
高い・低いの計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『国民健康・栄養調査』に標準偏差も発表されていますので、それを使い計算しました。わかりやすいデータにするために以下のように統一しています。
・上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
・上位15%(平均 + 標準偏差)
・下位15%(平均 - 標準偏差)
・下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
分布についてはあくまで計算上で出した数字です。参考程度に見てください。
以上、【BMI】30代(女性)の平均でした。
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