この記事は【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子)についてまとめました。文部科学省の2016年(平成28年)『国民健康・栄養調査』をデータとして使っています。
1日の摂取カロリー多い・少ないの分布、他年齢・女の子・過去データとの比較など、くわしく見ていきましょう。
※6~7歳まとめての平均です。それぞれの年齢のみの平均データはありません。
小学生全体のデータはこちら→【1日のカロリー摂取量】小学生の平均【男子、女子、学年別】
【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子) 多い・少ないの分布
6~7歳(男の子)1日のカロリー摂取量、多い・少ないの分布です。
245人のデータで、平均は1683(キロカロリー)です。
とても多い(上位2.5%) | 2461kcal以上 |
多い(上位15%) | 2072kcal以上 |
ふつう(70%) | 2071~1295kcal |
まあ少ない(下位15%) | 1294kcal以下 |
少ない(下位2.5%) | 905kcal以下 |
大きくズレていることは無いと思いますが、あくまで計算上の数字です。計算方法については補足として最後に書いています。
これが実際の平均値です。
【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子)の推定必要量(厚生労働省HPより)
6~7歳児の1日の摂取カロリーの推定必要量について、厚生労働省が2015年に発表したデータがあるので紹介します。
推定エネルギー必要量(厚生労働省HPより) | |
身体活動レベルⅠ | 1350(kcal/日) |
レベルⅡ | 1550 |
レベルⅢ | 1750 |
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html)内に書かれています。
身体活動レベルによって、推定エネルギー必要量は変わります。
レベルⅠ → 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合 レベルⅡ → 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合 レベルⅢ → 移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合
※15~69歳の活動レベルの例です
(引用元:日本医師会ホームページ)
上記の身体活動レベル例は15~69歳の例なので気をつけてくださいね。
【1日のカロリー摂取量】男の子の平均 年齢別
男の子の1日のカロリー摂取量の平均を年齢別に並べた表です。
1~2歳(男の子) | 1029(キロカロリー) |
3~5歳 | 1322 |
6~7歳 | 1683 |
8~9歳 | 1766 |
10~11歳 | 2049 |
12~14歳 | 2410 |
続いて6~7歳男の子とその他の年齢の男の子との差です。
1~2歳との差 | 654(キロカロリー) |
3~5歳との差 | 361 |
8~9歳との差 | -83 |
10~11歳との差 | -366 |
12~14歳との差 | -727 |
6~7歳男の子と8~9歳の男の子の差は100(キロカロリー)以下と他の年齢間に比べて小さいです。
【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子)の平均 同年齢女の子との差
6~7歳(男の子)1日のカロリー摂取量の平均、同年齢女の子との差です。
6~7歳 男の子 | 1683(キロカロリー) |
6~7歳 女の子 | 1554 |
差 | 129 |
6~7歳は男の子の方が129(キロカロリー)高いです。年齢が上がるにつれて男女間の差が大きくなっています。
【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子)の平均 過去データ
6~7歳(男の子)1日のカロリー摂取量の平均、過去データとの比較です。
2016年 | 1683(キロカロリー) |
2011年 | 1643 |
2006年 | 1706 |
データ数が3つと少ないです。
補足:高い・低いの計算について
補足です。
高い・低いの計算方法について書いておきます。
文化科学省が発表している『国民健康・栄養調査』に標準偏差も発表されていますので、それを使い計算しました。わかりやすいデータにするために以下のように統一しています。
・上位2.5%(平均 + 標準偏差 × 2)
・上位15%(平均 + 標準偏差)
・下位15%(平均 - 標準偏差)
・下位2.5%(平均 - 標準偏差 × 2)
分布についてはあくまで計算上で出した数字です。参考程度に見てください。
以上、【1日のカロリー摂取量】6~7歳(男の子)の平均でした。
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